増改築には興味があるけれど、何から始めていいのかわからない。実は今回のリフォームも耐震工事の相談から始まった。そして・・・強く、明るく、そして使いやすく生まれ変わり、落ち着きのある仕上がりに心癒される。
日本家屋ならではの足元からしんしんと響いてくる底冷えも「これが当たり前だから」とあきらめられていた。 | 床と同じ杉材のテーブルは弊社のオリジナル造作品。和室との境目にある欄間や障子は以前から設えられていたものを再利用。時を経て味わいを増した表情が、新しい空間の落ち着いた印象をもたらす。 |
床下を開けて耐震性の調査。全体を支える基礎部分に大きなズレがあり、家全体はかすかに傾いていた。 | 暖かな自然光に包まれるリビング。 |
耐震補強の施工状況。 | 床一面の「杉」が敷き詰められた広いリビングは、天井まで高さある杉の建具で仕切る事ができ、その開閉によって空間にまた違う表情が生まる。 |
広縁にある大きなグランドピアノ | 『木ってこんなに優しい素材だったの!?』足裏へのあたりが柔らかくあたたかくて。住み心地がここまで快適に変わる嬉しい発見。 |
すっきりと広く、余裕を持ってお客様を迎えられる玄関。右横は靴の収納スペース。 |
もともとあった靴箱の上に化粧板を貼り、新たに甦りました。壁にはオリジナル材を塗り、明るく優しい印象に。 |
床に合わせて木の腰板をセレクト。こうした自然素材が臭いや余分な湿度を吸収するからいつもクリーンな空気で爽やか。 |
■お客様からのコメント
「まるで新居みたいでしょう?」
けれども安心感があって、遊びにいらした方はみんな“なんか落ち着くね”とおっしゃるんです。
間取りや扉の位置が変わったから、風の通りや動線も良くなり、使っていなかった和室も活用するようになりました。
このリフォームをきっかけに、壁や天井、床下に断熱材を入れてもらいました。
どんなに外が寒い日でも、室温が10度より低くなったことがないんです。本当に以前の家とは大違いです。
■担当者からのコメント
築40年の建物との事で、かなり構造的な問題がありました。耐震補強も含め、お住まいの動線を機能的に考え設計しました。使用する材料にも自然素材にこだわり、優しく、そして暖かみのある空間に仕上がりました。また、断熱材も使用する事で四季を通して住みやすい空間が出来上がりました。
■住所 | 福岡市東区 |
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■邸名 | T様邸 |
■リフォーム面積 | 75.83m2 |
■間取り | 2DK+広縁→LDK+和室 |
■築年数 | 40年 |
■種別 | 木造一戸建 |
■家族構成 | ご夫婦+ワンちゃん |